事業紹介

移動気象観測システム

システム構成

本システムは、ノートPCにカメラとデータロガーおよび車載GPSセンサーを接続して構成されます。

概要

移動気象観測システムは、走行中に観測される気象データと道路状況画像を同期して表示および記録するシステムです。 視程計、風向・風速計等の気象センサーを搭載した移動気象観測車において、車速度および車方位のベクトル計算により 実風向・風速等のデータ補正処理を行い、リアルタイムに表示し、ファイルに出力します。
また、接続されているPCカメラをパソコン上でモニター表示して、データファイルと同時に動画ファイルを作成します。

特徴①

作成された時系列のデータファイルは、車速度から換算されたキロポスト毎のデータファイルに変換され、データ表示および グラフ表示等のデータ解析処理を行うことができます。
PCカメラにて録画された動画ファイルは、パソコン上でスライダー/コマ送り等の操作によりその時の気象データと同時にモニター表示され、必要に応じてそのポイントの静止画を印刷できます。

特徴②

加えて、車載用GPSセンサーより、車方位、車速度、高度、緯度、経度のデータが取り込まれ、これらのデータは一秒毎にサンプリング、モニター表示機能により測定値を確認できます。
風向・風速に関しては、車方位および車速度センサーによりベクトル補正処理を行い、実風向・実風速として論理チャンネルに割り当てて表示します。
また、車速度によりキロポストの変換処理を行い視程計データは変換テーブルにて視程【m】の表示を同様に論理チャンネルに割り当てて行います。

ソフト起動画面

移動気象観測システム